イラストレーターとして有償依頼を受ける際に、ココナラなどの『イラスト依頼サイト』は使っていますか?
無料でかんたんに登録ができ、受注から支払いまで1つのサイトでスムーズに行うことができて便利ですよね!
ただ手数料がかかったり、なかなか依頼が来なかったりと、サイトに登録しただけではお仕事になかなか繋がらないことも…。
そんな『イラスト依頼サイト』を使ったメリット・デメリットについて、攻略方法も交えてお伝えしていきたいと思います。
この記事にはプロモーションが含まれます。
Contents
イラストレーターとして仕事を始めたい!と思った時、登録をすればすぐに依頼を受けることができるのがイラスト依頼サイトのメリットですよね。
無料で利用できますし、イラストレーターとしての第一歩を歩むにはハードルも低く、ポートフォリオサイトやSNSアカウントが無くても始められ、サイト上で実績を作っていくことができます。
サイト側が依頼者からお金を預かっているため、お金が支払われずにイラストだけ持っていかれてしまうなどの、SNS上で起こりうるトラブルの回避にもなります。
依頼者に銀行口座などの情報を教えることもないため、個人情報を守るという点でも依頼サイトを使うメリットがたくさんあると思います。
かんたんにイラストの仕事が受けられるサービスを利用する分、発生するのが手数料です。
イラストレーターの多くがこの手数料にデメリットを感じている方が多いのではないでしょうか。
以下に代表的なイラスト依頼サイトの手数料を比較してみたいと思います。
ココナラ | |
---|---|
出品者 手数料 | 22% |
購入者 手数料 | 5.5% |
出金手数料 | 0円~160円 |
ココナラは、出品者と購入者の両者に手数料を負担する仕組みを取っています。
SKIMA | |
---|---|
販売手数料 | 22%(1,000~20,000円) |
16%(20,001~50,000円) | |
11%(50,001円以上) | |
出金手数料 | 262円 |
CHEER! | 22%(購入者負担) |
SKIMAでは、商品代金に応じた手数料がかかります。金額が高くなるにつれ手数料が低くなっていますね。
CHEER!(チア)は、購入者が商品金額に上乗せしてチップを支払う機能です。
イラスト依頼に利用されている有名な依頼サイトの手数料平均は22%程みたいですね。
売上金を自分の銀行口座に振り込む際にも、振込手数料が別途発生する点も確認しておきたいですね。
イラスト依頼サイトではジャンル別の検索機能がありますが、実績が少ない場合は検索上位に表示されることがなかなかできないようです。
依頼サイトでは比較的サービス価格が低く設定されていることもあり、値段で他のイラストレーターと比較されてしまいます。
値段が安ければ依頼が入ることもありますが、手数料分を考えると自分に入る報酬が少なくなってしまうので、料金を低く設定するのは避けたいところですね。
イラスト依頼サイトを利用する場合、プラットフォーム内の検索機能による集客に頼るのではなく、X(旧: Twitter)などのSNSからお客さんを呼んだり、自分のイラストだから依頼したいと思ってもらえるように営業活動をする必要があるかと思います。
メリット・デメリットがあるイラスト依頼サイトですが、利用する方がいいのか、しない方がいいのか、いくつかの攻略方法について考えたいと思います。
大手の依頼サイトは機能が豊富で安心感がありますが、シンプルに取引き・決済のみ利用したい方は手数料が低いサービスを利用してみるといいかもしれません。
依頼サイトの手数料が低ければ、メリット部分の恩恵を受けつつ、自分の報酬から引かれる額が少なくなります。
以下に手数料が少ないイラスト依頼サイトを紹介したいと思います。
Skeb | つなぐ | Vcheer-ブイチア | |
---|---|---|---|
手数料 | 9.8% | 2.8%(銀行振込) 5.5%(クレカ・コンビニ決済) | 10% |
出金手数料 | 458円 | 390円 | 無料 |
X(Twitter)に連携をしておくと、手数料が6.8%に割引になる。 | 取引き手数料が安い。 | VTuberコンテンツに特化しているため、依頼者が商品を探しやすい。 | |
詳細な依頼はできない。打ち合わせなどもNG。 | クレカ決済以外は、購入者に決済手数料160円がかかる。 | VTuber関連コンテンツ以外出品できない。 |
私、凛道セイが運営している“VTuber特化”取引きサイト『Vcheer-ブイチア』では手数料10%のみ、振込手数料が無料です!
VTuberとして活動をされている方、VTuber好きの方必見です!
『Vcheer-ブイチア』については、こちら記事で詳しく紹介していますので、気になった方はぜひ参考にしてみて下さいね!
イラスト制作依頼サービス『タノムノ』では、なんと手数料0円で利用することができます。
依頼フォームのような役割をしていて、依頼する側から見たらイラストレーターを検索・問い合わせするのにとっても便利なサイトだなと思いました!
ただし、タノムノには決済機能が付いていません。
プロフィール、ポートフォリオの登録や依頼フォームの利用はできるのですが、その後の依頼料金の受け取り方法については自身で準備する必要があります。
SNSで依頼を受ける方法と同じで、ご自身の銀行口座を伝えたり、決済システムを別途用意しなければなりません。
後払いの場合、未払いやイラストの持ち逃げといったトラブルのリスクが高いので、決済システムを備えているサービスとの併用がオススメです。
『タノムノ』は、2022年4月以降更新が途絶えていて、WEBメディアに関連性の無い英文記事が投稿されています。(2024年6月現在確認済み)
ご利用にはご注意下さい。
決済システムのみ利用したい場合は、以下のサービスがあります。
PayPal | アズカリ | |
---|---|---|
決済手数料 | 3.6% + 40円(30万円未満) | 550円→※0円(300~3,000円) 550円(3,001~15,000円) 3.3%(15,001円~) ※出品者・購入者とも同額の手数料負担 |
出金手数料 | 250円(5万円未満) 無料(5万円以上) | 無料(Amazonギフト券番号) 220円(口座振込み) |
フリーランスや、個人事業でも利用可能。大手サービスのため安心感があり、海外取引きも可能。 | 売上げをAmazonギフト券にできる。銀行口座を持っていない人でも代金を受け取ることができる。 | |
PayPalビジネスアカウントの設定が必要。 | スマホアプリでのみ使用可能。 |
アズカリでは、300~3,000円の取引きにおける手数料の無料キャンペーン中です!(2024年6月現在)※キャンペーン終了日は未定。
アズカリでは、購入者が先に代金をアズカリに支払うことで、未払いなどのトラブルの対策をすることができます。
ただし、購入者にも手数料を負担していただく必要があるので、事前に伝えておく必要があります。
個人サイトがあれば、依頼サイトへの手数料の支払いをしなくてよくなりますし、サイトのルールに縛られることもありません。
ただし、サイトの維持にかかる費用の負担や、サイトページや設定を1つ1つ作る必要があります。
以下に個人で作れる、おすすめのネットショップ作成サービスを紹介します。
BASE | STORES | |
---|---|---|
月額料金 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.6%+40円 | 5% |
出金手数料 | 一律250円 事務手数料500円(2万円未満の場合) ※2万円以上の場合0円 | 275円 |
決済機能 | ・あと払い(Pay ID) ・クレジットカード決済 ・Amazon Pay ・コンビニ決済 ・キャリア決済 ・銀行振込 ・PayPal | ・あと払い(ペイディ) ・クレジットカード決済 ・コンビニ決済 ・キャリア決済 ・銀行振込 ・PayPal ・楽天ペイ ・PayPay残高 |
BASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)の特徴についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
個人サイトの作り方や、手順についてはこちらの記事で解説しています。
また、個人でネットショップを運営する際には、特定商取引法に基づく表示が必要です。
特定商取引法とは、顧客が安心して購入できるようにするため事業者の情報を表示するよう法律で定められています。
かんたんに解説すると、「氏名」「住所」「電話番号」などの情報を記載しておく必要があります。
インターネットで活動するイラストレーターさんにとっては、ここの項目が一番ハードルが高いのですが…サービスによっては住所、電話番号は非公開にできる機能もあります。
また、個人サイトでは「請求後に遅滞なく提供いたします」などと省略して表記しているサイトもあります。
消費者から請求があった場合に開示するという対応を取ることで、個人情報がインターネット上にさらされてしまう状態を防ぐことができます。
特商法の省略については、こちらのページが参考になります。
ここでまた依頼サイトのメリットを紹介すると、依頼サイトでは個人が特定商取引法の表記をする必要はありません。
依頼サイト側で特商法の表示を行っているので、個人情報を守りながら安心して依頼を受けることができる、というわけですね!
各依頼サイトの特色を考慮した上で、自分にあったサービスを使ってみてはいかがでしょうか!
まずは、無料で始められる依頼サイトに登録しておいて、手数料のデメリットを感じてきたら個人サイトを構えてみてもいいかもしれませんね。
SNSや、DMだけでの取り引きはトラブルが多いですので、トラブルを避けるためにも依頼サイトの利用や、対策方法を考えておくことをオススメします。