昨今、ネットショップがかんたんに開設できることを、みなさんはご存じでしょうか?
CMや広告を目にしたことがある方もいらっしゃると思います。
Amazonや楽天などの色々な商品を扱っている通販サイトではなく、個人でネット上にお店を持つことができるサービスですね。
ネットショップでは、デジタル商品の販売をすることも可能で、もちろんイラストを販売することも可能です!
依頼サイトを使わずに、個人でイラストを受注しイラストを提供したい方にとって、ネットショップは有力なツールになるかもしれません!
今回は、ネットショップ開設サービス『BASE』を利用して、イラストレーターがイラストを販売する際のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
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Contents
BASEは、誰でも簡単にオンラインショップを開設できるサービスです。
プログラミング知識がなくても、ノーコードで直感的な操作(ドラッグ&ドロップ)でプロが作成したようなクオリティの高いショップを作ることができます。
初期費用、月額費用が0円でネットショップを作ることができ、商品が売れるまでは費用は一切発生しません。費用がかかるのは、商品が売れたタイミングです。
BASEでは、売上の規模に合わせたプランが2種類あります。
スタンダードプラン
- 初期費用 0円
- 月額費用 0円/月
- 決済手数料 3.6%+40円
- サービス利用料 3%
グロースプラン
- 初期費用 0円
- 月額費用 16,580円/月
- 決済手数料 2.9%
- サービス利用料 0円
※決済方法がAmazon Pay、PayPalの場合、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されます。
また、決済手段も豊富で以下の決済方法に対応しています。
- クレジットカード決済
- あと払い(Pay ID)
- コンビニ(Pay-easy)決済
- 銀行振込決済(三井住友銀行)
- キャリア決済
- Amazon Pay
- PayPal決済
- 後払い決済
※2024年2月現在の情報です。
「BASEの料金プランシミュレーター」を使って、手数料がいくらかかるのかのシミュレーションをすることもできますので、ぜひ使ってみて下さいね!
BASEには、料金プランや決済方法の他にも様々な特徴があります。
色々なサイトデザインテンプレートが用意されていて、コーディングスキルなしでプロフェッショナルな外観のオンラインストアを作ることができます。
Googleなどの検索エンジンに最適化されていて、SEO対策機能が標準で備わっています。
これにより自分のネットショップが検索で出てきやすくなります。
プライバシーを保護する観点から、特定商取引法に基づく連絡先を非公開にすることができます。
これにより、個人情報の安全性が確保されます。
BASEでショップを作成した方々の事例をまとめているページもありますので、こちらのページで確認してみて下さいね!
BASEの機能は、イラストレーターがオンラインで作品を売る上で非常に便利なんですよね!
イラストレーターにとって便利に使えるBASEの機能について厳選して紹介します。
BASEの主な機能
購入完了もしくは、購入後のメールに記載されている【ダウンロードボタン】をクリックすることで、データをダウンロードすることができるようになります。
ショップページや購入完了メールを英語に切り替えることができ、34ヶ国の外貨表記に対応できます。
有効期限や、回数制限を設定できるクーポンを発行することができます。
Tシャツやスマホケースなどを作り、グッズ販売をすることが可能です。
ショップにパスワードを設定して、特定のユーザーにだけ公開できるショップを作ることができます。
一般ユーザーはアクセスできない専用窓口を作りたい方にオススメです。
ファンに向けた発信や、商品を会員限定で販売することが可能です。
日時指定やセール価格を設定して、自分の好きなタイミングで割引セールなどを開催することができます。
出金申請をしなくても、売上が自動で振込まれます。
紹介した機能以外にもたくさんの機能がありますので、気になる方はこちらのページから確認してみてくださいね!
クーポンなどはSNSでの集客などに活用できそうですね!
クラウド会計ソフトの「freee」や「マネーフォワード」とも連携できるので、売上の管理や確定申告の連携を行いたい方は外部ソフトの連携も利用してみるといいかもしれませんね!
取引きの際に作成したい書類については、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
色々な機能があって、イラストレーターとしての活動にとっても役立ちそうですよね!
ただ、そんなBASEやネットショップを個人で運営することによる、デメリットについても紹介します。
ネットショップを運営する場合「特定商取引法に基づく表記」を掲載する必要があります。
主に「本名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」や、その他商品を販売する上での情報などを掲載する必要があります。
しかし、BASEの特徴でも紹介しましたが、BASEでは一部の情報を非公開にする機能が付いています。
この機能により「ショップの所在地」と「電話番号の非公開」が可能です。
実は、特定商取引法に基づく表記は省略することも可能だったりします。
特商法の省略については、こちらのサイトが参考になります。
特商法の省略について、こちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
無料で始められるものの、販売が成立すると手数料やサービス利用料が発生します。
これらのコストを考慮に入れた上で、価格設定を行う必要があります。
ただ、依頼サイトの平均手数料の22%に比べると、サービス側に徴収される金額としては安いです。
依頼サイトを利用するメリット・デメリットについてはこちらでも詳しく紹介していますので、気になる方は参考にどうぞ。
ショップに関する知識や、機能の使い方を理解しておく必要があります。
また開設した後は、定期的な更新や顧客対応も必要です。
BASEではBASE UというBASEの使い方について情報を発信しているページがありますので、困ったときはこちらのページを参考にショップ運営を行ってみると良いかもしれません。
イラストレーターにとって、使えそうな機能がそろってて、できることが色々増えそうですよね!
支払いなどの機能に加えて、ポートフォリオサイトの代わりにもなると思います!
ただやっぱり個人サイトの管理が面倒なのと、特商法の表記によるハードルの高さから、利用しない選択をするクリエイターさんも多いです。
手数料については依頼サイトより低いので、デメリットよりメリットが上回るなと思ったら、一度試してみてもいいかもしれません。
なんせ無料ですしね!(笑)